Perfume インタビュー
LivedoorニュースにPerfume の長文インタビューがアップされていました。
かしゆか:「ポリリズム」は勢いがあるので、皆さん多分「この人達はこういう曲を歌うんだ」と思っていると思うんですよ。それで次の曲で「あぁ、この間の Perfume」って聴いたら、「なんか曲調が全然違うじゃん」みたいな。そうなるんじゃないか?という不安はありますね。
それにしても、Perfume のメンバーは本当にリアリストというか、自分たちのことを客観視できているよなと思います。
今日は待望の「ミュージック・ステーション」出演でしたが、2chの実況スレで叩かれまくっていたのが印象的でした。ルックスが良くない、歌が下手、ダンスのキレがないなど散々な言われようでした。個人的には、いつものPerfume という感じで良かったのではないかと思いました。
私は久しぶりにMステを見たのですが、他の人の曲は、全て今聴く必然性が全くない、つまり5年や10年前に聴いても、今聴いても印象がほとんど変わらないような曲ばかりだったように感じました。新しければ良いというわけではありませんが、ポップスなのに全く時代感がない曲ばかりなのはマズいのではないかと感じました。あんな昔と代わり映えがしない曲ばかりでは、CD が売れなくなるのは当たり前ではないかと思いました。
Perfume の曲は、10年前には存在しない、現在ではないと聴けない音楽ということで、ちゃんと時代感があると思います。Perfume が極一部で、小さな祭りを引き起こしているのは、ちゃんとポップスの成立条件である時代感を感じさせるところにあるのでしょう。
牧野由依「スピラーレ」
Napsterで知ったアニソン歌手牧野由依の新譜が配信されていました。この「スピラーレ」という曲は、エレクトロニカ的な電子音にストリングスを重ねた静かながら凝ったアレンジに、流麗なメロディーを乗せた曲です。作編曲は窪田ミナという英国王立音楽院で学んだアカデミックな知識を持つ方です。
曲もアレンジも、ポップス的なキャッチーさや下世話さはありませんが、和音やメロディーの妙が素晴らしく、透明感のある少々上品なポップスを聴きたい人間にはたまらない仕上がりになっています。
「ユーフォリア」や「ウンディーネ」など他の曲も素晴らしいですし、菅野よう子や大島ミチルの後継者になる逸材かも知れないですね。
- アーティスト: 牧野由依
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- 発売日: 2008/01/23
- メディア: CD
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