メキシコで「反エモ」:音楽集団への暴力が拡大、機動隊も出動

メキシコで、凄いことが起きているようです。

メキシコで、髪を染めアイメイクをしたエモキッズに対する襲撃が続いている。3月初め、メキシコシティーの北約260キロにある人口150万の都市ケレタロに数百人が集まって起きた、エモ叩きの騒動が始まりだった。

次の週には首都メキシコシティーで、ボサボサ頭をしたエモファンのティーンエイジャーが、パンクやロカビリーのファンから襲撃され、警察が保護に出動し、テレビのニュースで取り上げられるという事態になった。

メキシコの新聞報道によると、最近では、ヘビーメタルのファンとギャングがティファナ[メキシコ北西部の都市]のエモキッズに対し、4月に開催される祭りに来るなと警告しているという。

Wired


パンクファンやメタルキッズが、エモファンを襲撃するという想像を絶する事態がメキシコで起こっているようです。何故こんなことになったかというと、エモと同性愛が密接に結びついていると見なされており、マッチョなパンクファンやメタルファンが同性愛を嫌っているからだそうです。

日本でこのようなサブカルチャーのファン同士が血で血を洗うような抗争を行うことはありえないので、メキシコではサブカルチャーが一部の若者にとって極めて重要な意味を持つものであり、コミュニティー的な性格を持っていることがここから見て取れると思います。