risette 「risette」

ゲームのビートマニアで疾走ギターポップの名曲「Murmur Twins」を歌っている常磐ゆうのいるギターポップバンドrisette のアルバム「risette」を聴きました。現在、ネオ渋谷系と呼ばれるアーティストの大半は電子音中心のサウンドに移行していますが、risette は昔ながらのアコースティックなギターポップをやっています。こういうアコースティックなギターポップバンドは、本当に世に出てこなくなっているので、risetteの存在は貴重だと思います。

最近こういう音に出合う機会がなかなかなかったので、ギターポップ独特のギターの音や、全体の音像を聴いて、非常にグッと来ました。アルバムラストの曲「Probably Lovery Deadlock」などは、カッティングするギターに荒れた音のエレキギターが絡み、レトロな音色のオルガンが入ってくる最初の１０秒で、ギターポップ好きはノックアウトではないでしょうか。

常磐ゆうの歌は、時にアドバンテージ・ルーシーのアイコさんに似ていて、切ない胸キュン歌唱になっていました。

基本的に良いメロディーと良いアレンジで勝負する何の変哲もないギターポップなんですが、ジャンル音楽としての完成度は高く、ギターポップ好きにはたまらないアルバムになっていると思います。

http://www.myspace.com/powderyview

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