YouTube でのビジュアル系バンド動画のアクセス数

現在日本のポップミュージックで最も海外で広まっているのは、ビジュアル系であろうと思います。既にドイツ最大のロックフェスRock am Ring のメインステージも勤め、現在アメリカで2000人気規模の会場でライヴを行い、ビルボードアルバムチャートの114位にランクインしたDIR EN GREYは、その筆頭とも言えるでしょう。

http://www.barks.jp/news/?id=1000045117

というわけで、海外の視聴者も多いであろうYouTubeでビジュアル系バンドの動画のアクセス数がどれくらいあるのかを、少し見てみました。

先ず、DIR EN GREYのアクセス数上位3つは、「YOKAN」の1,282,878、「Cage」の575,112、「朔-saku- PV [uncensored]」の476,121です。100万アクセスを越えているのはさすがですが、思ったより少ないですね。



次に、アンティック-珈琲店-(An Cafe)を見てみます。アクセス数上位3つは、「Escapism」の1,488,847、「Wagamama Koushinkyouku」の934,123、「Snow Scene」の810,685です。日本ではまだそれほどメジャーではないと思うので、アクセス数の大半は海外ファンのものではないでしょうか。DIR EN GREYを大きく上回るアクセス数には驚かされます。



次にナイトメアを見てみます。アクセス数上位3つは、「the WORLD」の1,945,703、「Aluminia Death Note ED」の693,461、「the WORLD」の689,071です。「The World」は人気アニメ『DEATH NOTE』の主題歌ということで、もの凄いアクセス数になっています。アニメは強いですね。



ちなみにナイトメアの別名義バンド仙台貨物は、「「神様もう少しだけSendai-Kamotsu "Kamisama mousukosi dake"」が156,359、「Gei School Otokogumi!!」が130,923と知名度はまだまだのようです。



次に雅-miyavi- を見ていきます。「素晴らしきかな、この世界 -WHAT A WONDERFUL WORLD-」は1,155,782、「senor senora senorita」が984,637、「miyavi playin guitar」が828,192です。最高で115万程度ですが、高レベルです。



the GazettEの上位3つは、「Anata No Tame No Kono Inochi」の464,436、「ザクロ型の憂鬱」の208,067、「LEECH PV」の185,136です。日本ではかなり売れている彼らですが、アンティック-珈琲店-にも遠く及ばないようです。



MALICE MIZERは、「Beast Of Blood」が780,419、「Gardenia」が510,015、「Kyomu No Naka De Yuugi PV」が428,958です。海外のサイトでは今でもよく見かける彼らですが、やはり現役バンドにはかなわないようです。



ちなみに宇多田ヒカルの最高アクセスは「Fly Me To The Moon」の908,624、Mr. Childrenの最高アクセスは「HANABI (Full Version, High Quality, Lyrics)」の2,525,310、サザンオールスターズは「真夏の果実」の632,112、Perfumeは「Chocolate Disco(チョコレイト・ディスコ)」の1,476,532です。宇多田ヒカルやサザンは、レコード会社の申請で消されるからなのか、知名度や人気のわりにはアクセス数がずいぶん少ないです。

上のビジュアル系バンドの多くは、これら日本で最も人気のあるアーティストと比べても遜色がないくらいのアクセス数を稼いでいるので、単に日本のビジュアル系バンドのファンがYouTubeをよく利用すると言うよりは、海外の視聴者がかなり多いと考えた方が良いのではないかと思います。