球体関節人形リンク

日本の球体関節人形は、ハンス・ベルメールに端を発し、その後四谷シモン吉田良らが、独自のスタイルを確立させたものようです。(参考

球体関節人形は元来、西洋人形に見られる伝統的な様式です。

しかし、戦後、人形のパーツを意のままに組み替えて写真作品を制作したシュールレアリストハンス・ベルメールが日本で紹介されると、日本の人形界では球体関節人形が倒錯的な色合いをもって広がっていきました。それは他国に見られない特異な展開です。

四谷シモン氏、土井典氏、吉田良氏、天野可淡氏等の手によって日本に球体関節人形の土壌が築かれ、そして現在、様々な人形作家らによって球体関節人形が作り出されるようになり、若者の支持を集めブームとなり、ポピュラーに親しまれる存在となりつつあります。

柴倉一二三人形教室

私の印象では、現在の人形愛好家には、結構ビジュアル系バンドやゴシック・ロリータファッション好きの方が多い気がするのですが、渋澤龍彦周辺の耽美的な文化が、どのようにしてゴシック・ロリータに繋がったのでしょうか。

球体関節人形の技術書を、吉田良が出版しているそうです。

吉田式球体関節人形制作技法書

吉田式球体関節人形制作技法書


また、ネット上でも、アイミさんが、球体関節人形の作り方を詳細に紹介しています。(リンク