『プライドと偏見』2005年
『プライドと偏見』についての感想を書いていたら、データが全部飛んでしまったので簡潔に書き直しです。
基本的には、18世紀という自由恋愛前夜の話で、色々薬莢物がある中、純粋な愛に基づいた結婚をしようとする男女の話だといえます。
撮影が極めて美しく、特に光を捉えることに、並々ならぬ関心が注がれていたと思います。特にラストシーンの朝日の中登場人物二人を逆光で捉えたショットは、見事としか言いようがありませんでした。非常に強い逆光なのに人物の表情が綺麗に撮れていました。
また、途中旅行中脈絡なくでてくる風景を超ロングのドリーで捉えたショットは、低い雲の影が地面に映っていたり、キーラ・ナイトレイの衣装が風でたなびいており、絵画のような隅々まで作り込まれた美しさがありました。良い風景を撮るためにかなり待ったのではないでしょうか。
撮影は、全体的に、非常に手間暇掛かっているという印象を受けました。
また、キーラ・ナイトレイが美しかったです。少しお転婆なキャラクターの愛嬌を表すちょっとファニーな笑い方は、メイキングのインタビューシーンを見ると、演技というだけでなく本人の癖のようです。
画面は美しく、人々は礼儀を重んじ、キャラクターの思考も物語もシンプル、音楽も素朴で、はったりが効いたところ、うざいところがないので、非常に清々しく観れる映画だと思いました。
アメリカ版のラストシーンは、キスシーンで締めだそうで、アメリカ人は馬鹿にされていると思いました。
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