今更「OKコンピューター」？

今月の「ロッキング・オン」の表紙は、レディオヘッドの「OK COMPUTER」でした。以前ご紹介したとおり、「ロッキング・オン」は驚異的に懐古的な雑誌になっているのですが、相変わらずの９０年代ノットデッド世代向け雑誌だなと思います。

しかし、創刊されたばかりの「ローリングストーン」誌も、懐古的なネタばかりが表紙になっている感じですし、本当にロックはおっさん化しているなあと思います。人間は努力しないと若い頃の趣味で留まってしまい、新しい音楽に関心を持たなくなるのでしょう。そのため、少子化で若者にものが売れなくなり、人口のボリュームゾーンである２０代後半より上の世代をターゲットにすると、見事におっさんくさい誌面ができあがるのでしょう。

正直新しい音楽に出会うには、インターネットでMy Space やYou Tube、Napster を漁る方が、雑誌を読むより遙かに効率が良いです。しかし、マスメディアなしにはなかなか好事家の外には広がらないので、雑誌にももう少し志を高く持ってほしいと思うものですが、まあ無理なのでしょう。