M.I.A. が語るアートの世界

評判からすると00年代最重要アーティストの一人ということになるであろうスリランカ出身のM.I.A. ですが、彼女は元々音楽ではなく、美術家として成功した人でもあります。そのため、「bounce」のインタビューで、こんなことを言っていました。

「いままで私の中に蓄積されていたものを全部出した感じね。ほとんど引きこもって制作していたから自分との対話も多かった。少ない選択肢から何を生み出せるかという私の考え方がよく出たアルバムになったと思うわ。私がアートをやっている時に感じたことは、アートはいろんな意味で排他的だということ。ある種の基礎知識が必要だったり、インテリ層のものだったり、お金がかかったり。その点、音楽は万人向けだと思うの。何も条件がない。だからこそ、アーティスティックなだけじゃなく、エンターテイメントの要素も侮ってはいけないのよ」。

bounce.com

アート世界の排他性については、村上隆木村泰司の言葉や美術市場の特質からも伺い知ることが出来ます。



カラ KALA

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