初音ミクのエレクトロニカ

初音ミクがカバー曲中心だったのは極初期だけで、現在は完全にオリジナル曲中心になっています。カバー曲はよほど飛び抜けてクオリティーが高くないと再生数が伸びず、人気があるものはほとんどオリジナルの楽曲です。これほど一気にオリジナル曲が出てきたのは、DTM をやっている人の中に、歌ものポップスを作りたいが作れなかった人が数多くいたからなのでしょう。録音しなくても、完全にデスクトップで歌ものポップスが作れるようになったことは、今後アマチュア音楽を大きく変えていくかも知れません。

人気がある曲はアニソンぽい曲が多いですが、現在は本当にありとあらゆるジャンルの楽曲がニコニコ動画に上がっています。その中にエレクトロニカっぽい曲を好んで作るミク師もいました。


Miktronica
初音ミクによるエレクトロニカだからミクトロニカという直球タイトルです。初音ミクの調教は今一つですが、シンセの音色がキラキラで良い感じです。サビは、ドカドカした打ち込みドラムで、ポストロック的な味付けがされています。


電気羊の夢
歌もの色が弱い曲ですが、適度にリズムがあるので、歌ものポップスとしても聴けます。


氷結のディスコ
冒頭のピコピコ音が気持ち良いです。打ち込みドラムのループと抑揚のないミクの歌声の作る平坦なグルーブ感が気持ち良いです。


そばかすの可愛い女の子
チープでスカスカな音のかわいらしいテクノポップです。