Amazon、音楽ビジネスの改革を大いに助ける

TechCrunch」より。現在アメリカでは、インディーズのアーティストを支援する様々な音楽サービスが出てきているようです。ニコニコ動画を見ていても、変革の動きはもう止まらないだろうことをひしひしと感じます。


SellaBand

今日(12/19)、AmazonはSellABandというヨーロッパのスタートアップと提携してSellaBandに加盟しているアーティストの曲を販売すると発表した。われわれが初めてSellABandを紹介したのは2006年8月だった。このシステムでは、無名のアーティストがサイトに楽曲をアップロードする。これを聞いたユーザーは曲が気に入れば$10を寄付する。バンドがこうして$50,000(5万ドル)をファンから集めて人気を実証することができると、プロ用スタジオでCDを録音、制作してもらえる。寄付したファンはこの限定版のCDを得ることができる。アーティストが所定の期間内に5万ドルのゴールをクリアできなかった場合、ファンは返金が受けられる。あるいは別のアーティストへの寄付に振り替えてもよい。


Strayform」(紹介記事

Strayformはテキサスのスタートアップで、 SellaBandや最近資金調達を行なったAmie Streetのように、まだレコード・レーベルと契約していないアーティストの楽曲のプロモーションと販売を手がける。
SellaBandと同様アーティストは、サイトに登録して楽曲のサンプルをアップロードし、最終的に作りたい作品の企画を提案する。ファンはサンプルを聞き(DRMなし)、企画が気に入ったら好きな金額を寄付することを約束する。


Amie Street」(ITMediaによる紹介

Amie Streetは、DRMなしの音楽を販売すると同時に、ダウンロード数に応じた人気順位によって価格を決定し、アーティストにその収入を分配する。すべての曲は最初は無料からスタートする。ユーザーがダウンロードする回数が増えるにつれて徐々に価格が上がり、最高額$0.99となる。つまり販売価格の高い曲ほど人気があるということになる。ほとんどの曲は$0.25かそこらで購入できるのだが、このサイトには素晴らしい曲がけっこうある。有名アーティストの一部もここで実験をしている。


OurStage」(紹介記事

ユーザーはインディー楽曲のランク付けと購入ができる。楽曲はアーティストがアップロードし、ユーザーが審査する。−短い視聴用サンプルを2本聴き、どっちが好きかユーザーが投票し、結果は常時集計し上位ランキングを更新する。トップランキングは部門別にサイトに発表、毎月トップアーティストには5000ドルの賞金が授与される。

楽曲はすべてコピー制限の無いMP3フォーマットで購入可能だ。価格は1曲99セント。売上げは目下100%アーティストのものだが、2008年からOurStageが30%徴収し始める。