書評:『<少女>像の誕生―近代日本における「少女」規範の形成』渡部周子(新泉社)

紀伊國屋のサイトで、渡部周子さんの『<少女>像の誕生―近代日本における「少女」規範の形成』という本が紹介されていました。

渡部さんによれば、少女とは以下のような存在であるそうです。

明治期に近代国家の形成途上での「少女」たちは、むしろ公教育を通じて社会によって管理されていた存在であり、その期間は「就学期にあって出産可能な身体を持ちつつも、結婚まで猶予された期間」とする。そしてその期間に、三つの規範——「愛情」規範、「純潔」規範、そして「美的」規範によって、「少女」が形成されていったのである。


〈少女〉像の誕生―近代日本における「少女」規範の形成

〈少女〉像の誕生―近代日本における「少女」規範の形成