書評:『<少女>像の誕生―近代日本における「少女」規範の形成』渡部周子(新泉社)
紀伊國屋のサイトで、渡部周子さんの『<少女>像の誕生―近代日本における「少女」規範の形成』という本が紹介されていました。
渡部さんによれば、少女とは以下のような存在であるそうです。
明治期に近代国家の形成途上での「少女」たちは、むしろ公教育を通じて社会によって管理されていた存在であり、その期間は「就学期にあって出産可能な身体を持ちつつも、結婚まで猶予された期間」とする。そしてその期間に、三つの規範——「愛情」規範、「純潔」規範、そして「美的」規範によって、「少女」が形成されていったのである。
- 作者: 渡部周子
- 出版社/メーカー: 新泉社
- 発売日: 2007/12/22
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 538回
- この商品を含むブログ (10件) を見る