MTV Europa Music Award

MTV Europa Music Awardを見ながらこれを書いてます。MTV にとって、このイベントは非常に重要らしくて、大分前からあおり番組がやっていました。一応ヨーロッパという冠は付いていますが、実際には出てくるのはほとんどアメリカの人気者で、アメリカのミュージックアワードとそんなに違わない気がします。

今回のアワードはローマで開かれたのですが、コロセウムの前に巨大ステージを作ってライヴをやったり、また別に豪華なメイン会場があったりとお金が掛かっています。ドイツでもこの手のイベントはあるんですが、やはりローカルイベントのせいか、豪華さが全然違います。アメリカ系のイベントは、無茶苦茶金が掛かっていて凄いですね。


しかし、アメリカでは出てこない、カイリー・ミノーグロビー・ウィリアムスのようなイギリスの人気者(=ヨーロッパの人気者)が出てくるのが、違いといえば違いでしょうか。個人的には、Natasha Bedingfield が、プレゼンターとして出てきたのは、少し嬉しかったです。彼女の大ヒットシングル「These Words」 には、来年のベストソングをぜひあげてほしいものです。

今回のイベントの最大の話題は、エミネムが、初っぱなからステージに戦車を持ち込んで、戦争をネタにした曲を歌ったことになるのでしょうか。子供に軍服を着せたり、バックスクリーンに戦闘ヘリの影をデカデカと映したり、かなり派手にやっていました。

ちなみに、エミネムが「選挙に行こう」というメッセージを載せた反ブッシュな曲は、ドイツでは選挙が終わってから流れ始めたので、いつも「もう、選挙終わってるよ」とツッコミを入れたくなってしまいます。


ライヴアクトは、個人的にはFranz Ferdinad が一番良かったと思いました。あの一捻りしたダサかっこよさは、音楽性は違いますがかつてのシャ乱Qを思い起こさせるものがあり(シャ乱Qが歌謡ソウルなのに対し、Franz Ferdinad は、ガレージロック)、見ながら「かっこわるい!」(誉め言葉です)と笑っていました。ヴォーカルの人は、目の回りにアイシャドウを塗りたくっているし、マジでつんくっぽいです。

あとは、アリシア・キーズが、白い蛇革(?)のコートを着ていて、相変わらず無茶苦茶かわいかったです。

ベストドイツアクトには、RammsteinTotenhosenDie Ärtzte という超大物系ロックバンドと、BeatsteaksSportfreunde Stiller がノミネートされましたが、結局Beatsteaks が取りました。Beatsteaks も、ライヴの映えるガレージロックバンドという感じで、格好良いです。

とにかく沢山大スターが出てくる番組で、豪華でした。こういう豪華さは、やはりアメリカ絡みのイベントでしか見れないものですね。