漫☆画太郎先生のインタビュー

日本が世界に誇る、天才ギャグ漫画家である漫☆画太郎先生のインタビューをたまたまネットで見つけました。インタビューでも、言っていることのどこまでが本当で、どこまでがネタなのか良く分からないところが凄いです。先生が、名作『珍遊記』の裏側について、貴重な証言をされていました。

漫 はい。金に目がくらんで本当に先のことを何も考えずに始めてしまったんだ……。連載前に担当さんに「あまり先々の展開まで考えない方がいいよ。その方が作者自身も、読者といっしょにドキドキワクワク楽しみながら描けるから」とやさしく言われて、純だった僕は「ああ、そうなのかあ……」とその言葉を鵜呑みにしてしまい、本当に先のことを何も考えずに始めてしまったんだ。(中略)それでご承知のとおりの延々繰り返しのフン詰まりみたいな展開になってしまったというわけ……(うっすら涙を浮かべる)。担当さんには「とにかく町を出て物語を進めろ」って、やいのやいのせっつかれるんだけど、出るに出られない。出るのは水みたいなうんこだけ(泣き笑い)。

漫☆画太郎インタビュー記事その1

私は『珍遊記』のあの延々と進まない展開は、絶対わざとやっていると思って、ゲラゲラ笑いながら読んでいたのですが、本当に行き詰まって困っていたとは夢にも思いませんでした。

一時期仕事が無く、週刊少年チャンピオンに持ち込みまでした漫☆画太郎先生ですが、現在は連載を何本も抱え、売れっ子漫画家道を邁進されているようです。多くの漫画家や漫画愛好家から天才と尊敬される、漫画家の中の漫画家として名高い漫☆画太郎先生ですから、それも当然のことでしょう。

それにしても、日本に戻ったら、画太郎先生の新作を、片っ端から読みたいです。

漫☆画太郎インタビュー記事その1
漫☆画太郎インタビュー記事その2