Lady Sovereign 「Those were the Day」
最近良く聴いているのが、イギリスはロンドン出身のレディー・ソヴァリンです。彼女は白人女性で、イギリス人ながら、Jay-Z に認められ、デフジャムからデビューという異例の経歴の持ち主です。アメリカだとヒップホップ系の女性アーティストは、やたらと露出度が高い人が多いですが、レディー・ソヴァリンは、だぼだぼの服やジャージを着ており、肌は露出せず、セクシーなダンスもしないので、むしろ男性ラッパーの女性版という感じです。
にもかかわらず、彼女には多くの求婚のメールが殺到するのだそうです。
彼女がベースにしているのは、イギリスで2000年代初頭から流行ったグライムという音楽ジャンルだそうです。私には、グライムというのが、どのような音楽なのか良く分かりませんが、リズムが軽く、ちょっとおどけたような雰囲気のトラックが多いように思います。
彼女の声は、まだ幼い感じなのですが、時に聴かせる超高速のラップや、奇声や裏声など様々な手法を多用しており、カラフルなラップを聴かせてくれます。
彼女のデビューアルバム『Public Warning』の中では、「Those Were The Days」という曲が一番気に入っています。この曲は、過去の何気ない日々について歌った曲です。トラックは、リズムは余り印象的ではありませんが、ソウルフルなギターのループが印象的で、この曲のテーマである過ぎ去ってしまった時間を振り返るときの切なさが上手く表現されていると思います。
- bounce のインタビュー
- Vive-Net.com のインタビュー
- 「X-ED with Lady Sovereign」レディー・ソヴァリンの自伝的映画です。(「マフスのはてな」さん経由)
- 内本順一さんのインタビュー時の様子です。
- グライムという音楽ジャンルについて。(リンク)
- アーティスト: Lady Sovereign
- 出版社/メーカー: Def Jam
- 発売日: 2006/10/31
- メディア: CD
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