HARAJUKU

その後は、原宿に行きました。目的は、外国人観光客と同様に、毎週末に神宮橋にたむろっているというゴシック・ロリータ衣装を着た人たちを見ることです。原宿はもの凄い人でしたが、代々木公園でよさこい祭りが行われていたので、いつもにも増して人が多いのだろうと思いました。原宿は、外国人観光客率が非常に高く、駅の周辺にいる人々の2〜3割くらいは外国人観光客だったように思います。原宿は、大変な観光スポットであるようです。

橋の上は、よさこい祭りのステージを見る人で埋め尽くされており、ゴスロリ少女たちは橋の歩道に少しいるだけでした。しかし、歩道と橋の中心は鎖で区切られていることもあり、歩道は彼女たちの領域であるかのような、見えない境界があるような感じでした。歩道から出て、よさこい祭りのステージを見ているゴスロリ少女は誰もいませんでした。関心がないようです。

彼女たちには、外国人観光客が群がっており、しきりに写真撮影をしていました。彼女たちは、ここでたむろっていると、まるでアイドル並みに声をかけられたり、写真を撮られたりするのだろうと思いました。仲間で集まることだけが目的なら、見知らぬ人たちにひっきりなしに写真撮影を頼まれるのは嫌なはずなので、おそらく、多くの人に注目されることを楽しむという気持ちもあるのだろうと思いました。

ちなみに、ゴスロリ少女に関心を示しているのは主に外国人観光客で、日本人はそれほど関心を持っていないようでした。余り珍しくもないからでしょうか。

原宿の街中では、ポツポツとしかゴスロリやゴスパン少女は見ませんでした。竹下通りを歩いたところ、日常ではとても着れないような変なTシャツなどが売っている土産物屋が多かったという印象を受けました。外国人観光客が騙されて買っていくのでしょうか。とにかく人が多かったのですが、歩いているのはやはり大半が観光客なのでしょう。ゆるい格好をした外国人観光客が多いですし、沿道の店も土産物チックだったり、変なデザインの衣装が並ぶ店だったりするので、余りお洒落という感じではなく、非常にMIYAGEMONO な感じでした。